夢って、叶う?
「いつか、こんなことができたらいいな」
「こんなこともしてみたいなぁ」
若い頃から、そんな夢をいくつも思い描いてきました。
けれど、歳を重ねた今、いざ現実のこととして考え始めると、さまざまな思いが頭をよぎり、立ち止まってしまう。
そんなことを、これまで何度繰り返してきたことでしょう。
ここ2~3年さまざまな講座で学びを重ねながらも、夢は心の中で温めるばかりの日々で終わっていました。
ところが最近、私の心に小さな変化が生まれてきた気がします。
それは、「いつか、やりたい」から「まず、やってみよう」へ。
胸の中にあった夢に向き合う気持ちが、少しずつ変わり始めたのです。
新しい出会いが運んでくれたもの
そのきっかけの一つは、新しい出会いでした。
最近、あるコミュニティーとのご縁をいただきました。
そこには、自分の夢や目標に向かって、生き生きと活動されている方々がたくさんいらっしゃいます。
お互いの活動を応援し、助け合う皆さんの姿に触れるたび、これまで知らなかった世界が広がって新しい可能性に気づかされます。
先日は、そのご縁から個人セッションを受ける機会にも恵まれました。
その先生は私のこの宝物ブログにも目を通してくださり、これまでの歩みや、心の中に温めてきた夢について、丁寧に耳を傾けてくださいました。
その中で話題になったのが、長年集めてきたコーヒーカップのこと。
「そのカップを生かして、実際に喫茶店を開きましょう」
そんなお話へと、あれよあれよとアッという間に広がっていきました。
実は、喫茶店を開くことは、以前から心のどこかにあった私の夢の一つだったのです。
けれど、現実のこととして考えると、不安や課題も沢山浮かんできて、まだ行動にも移していません。
私には無理よね。
本当にできるのかしら。
そんな思いがあるのも、今までの私の正直な気持ちでしたし今もその不安は消えていません。
それでも、今回のご縁を通して、一つの思いが強くなりました。
夢は、思い描いているだけでは現実にならない。
まずは、自分から動いてみること。その大切さを、改めて感じたのです。
一客のカップから始まったご縁
振り返れば、昭和の時代、街にはたくさんの素喫茶店がありました。
お友達とお茶を楽しんだり、仕事でお客様とお話をしたり。
私にとって喫茶店は、人と人が集い、ほっと心を休められる場所でもありました。
そして、若い頃のある日。
お客様のお宅に招かれ、素敵なコーヒーカップでお茶をいただいたことがありました。
「私も、こんな素敵なカップが欲しいなぁ」あのときの気持ちは、今でもよく覚えています。それが、私がコーヒーカップを集め始めたきっかけだった。
ありがたいことに、その方とは今も親友として、40年以上のお付き合いが続いています。一客のカップから始まった、何とも不思議で温かなご縁です。
そして今、手元には200客以上のコーヒーカップがありますが、その多くは、倉庫にしまわれたまま。
「私は、何のためにこれほどたくさんのカップを集めてきたのだろう」以前から、そんな問いが私の中に訪れてました。
今度は、このカップたちに新しい出番をつくってあげたい。そのな思いが、少しずつ膨らんできたのです。
夢の形は、一つでなくてもいい
喫茶店を訪ねてくださった方に、お好きなコーヒーカップを選んでいただく。
そのカップに、コーヒーやお茶、ハーブティーなどを心を込めて淹れる。
ときには、おいしいおにぎりや、地元のお芋を使った手作りスイーツも添えて。
ゆっくりとお話をしたり、何気ない日常の出来事を語り合ったり、そんな時間を思い浮かべるだけで、私自身の心もまた、とても温かくなります。
実際の喫茶店という形もあれば、オンラインでつながる小さな喫茶室という形もあるかもしれません。
形はまだ決まっていないけれど、誰かに喜んでいただくことが、私自身の喜びにもなる。そんな場所を、少しずつ形にしていけたらと思っています。
まだまだ、私の夢はそれだけではありません。
大切に受け継がれてきた着物に、新しい命を吹き込むこと。
四季折々の行事や、日本の暮らしに息づく知恵を大切にし、次の世代に繋いでいくこと。
地域の活性化に、地元の方々とのつながりを深め、それぞれの経験や知恵を生かしながら、新しいものを生み出していくことなど。
考え始めると、やりたいことは次から次へと浮かんできます。
けれど今は、やりたい事すべてを急いで形にすることはできませんが、一つひとつ、自分の心と向き合いながら、できることから始めていきたい思いが強くある。
夢の形を決めつけず、これからの可能性を楽しんでいこうと思っています。
すべての出会いが、今の私につながっている
振り返れば、これまでの人生で、数えきれないほどのご縁をいただいてきました。
長年勤務した仕事やそこでの出会い、日々の暮らし、そしてさまざまな学びからも。
今もブログの先生をはじめ、多くの方々に温かく背中を押していただいています。
何気ない会話の中に新しい気づきがあったり、思いがけない言葉に勇気をいただいたり。
一人では見つけられなかった道が、誰かとの出会いによって開けていく。
人との出会いとは、本当に不思議なものですね。
40年以上前、一客のコーヒーカップから始まったご縁といい、心の中に眠っていた夢を、もう一度見つめるきっかけをくださった新しいご縁も、その一つひとつが、今の私につながっているのだと感じ感謝がつのってまいります。
これからは私自身、これまでいただいた優しさや励ましに感謝しながら、誰かがほっとできる居場所をつくっていきたい。
その居場所が優しい時間となり、楽しみ喜びを分かち合えたら、どんなに幸せでしょう。
「今の私を愛しながら、まだ見ぬ私に会いにゆく」今、この言葉が以前にも増して、心に響いています。
夢を叶えるために、何から始めよう。そんなことを考えている今の私が、なんだかとても楽しいのです。
長い間、心の中で温めてきた夢。
その夢に、ようやく新しい風が吹き始めました。
さて、これからどんな私に出会えるのでしょう。
まだ見ぬ私に会いにゆく旅が、今、始まろうとしています。



